どんなお話なの?
現在Netflixにてシーズン2まで配信中の『ベルサイユ』。
ベルサイユと言えばフランス絶対王政の象徴的建造物、ベルサイユ宮殿。
ベルサイユ宮殿と言えば建造主、ルイ14世。
その彼がいろんな障害に阻まれながらも、この宮殿を建てようとするお話です。
原題 | Versailles |
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ジャンル | ドラマ・歴史・ロマンス |
国 | フランス・カナダ |
言語 | 英語 |
放送局 | Canal+ |
放送期間 | 2015年〜2018年 |
公式サイト | https://www.bbc.co.uk/programmes/b08nf8s0 (BBC Two) |
対象年齢 | 大人向け |
そもそもルイ14世って誰?
「ルイ14世の肖像」
(リゴー画、1701年、ルーヴル美術館蔵)
王朝の最盛期を築き、太陽王(Roi-Soleil)と呼ばれたルイ14世。
彼は1638年に生まれ、わずか4歳の時に父ちゃんのルイ13世が亡くなって王様に。
スペイン人の母ちゃんのアンヌが摂政になって、フランスに帰化したイタリア人の枢機卿マザランが実質の宰相となる。
けれど、このマザランは政治家としては優秀だけどお金が大好き。
そのせいで貴族や国民からは大不評。人気なかったのね〜。
その後ごちゃごちゃと権力争いした後、マザランが死去。
それ以降は宰相を置かないことに決めたルイ14世。
そして盟主政策と呼ばれる、フランス王権を中心としたヨーロッパ体制の構築を目論んでごちゃごちゃと戦争。
そんな頃にベルサイユ宮殿の建設事業が始まるのね。
ドラマはそこからスタート。
そんなルイ14世をドラマで演じているのは、ジョージ・ブラグデン。
イギリスの俳優さん。
…………。
……し、失礼しました。
え? フランスのお話じゃないの?
ところで。
皆さん、気がつきましたか?
表の言語の欄が英語になっていることに……。
このドラマ、フランスとカナダの合作なんだそうですが、言語はわざと英語にしたそうな。
そのせいでフランスの批評家からお怒りを買ってしまったようですよ……。
Despite being a largely French-financed project, the series was shot in English with an eye toward a larger international audience. This drew the ire of many French critics, who felt the choice to shoot the series in English would have the effect of dumbing down the material.
フランスが多額の制作費を出しているのにも関わらず、世界中で見られる作品であることを見込んでこのドラマは英語で撮影されました。これはたくさんのフランスの批評家から、(史実としての)価値を下げる行為だ、とのお怒りを買ってしまいました。
いや〜、私も最初はなんか違和感、ありました。
え!? 舞台はベルサイユ……だよね!? 君、ルイ14世……なのに聞こえてくるのはって、イギリス英語じゃーん!
てな感じで(笑)。
まぁそれも最初の1話だけでしたけども。
その後は……ぶっちゃけ慣れました。
まぁ、要するに大事なのは作品の中身なんですよ、中身。
面白ければいい! ということで。
ダメですかね?
望まれるシーズン3、配信はいつ?
このシーズン3が最後となるこのドラマ。
本国フランスでは2018年の4月〜5月にかけて全10話が放送された模様。
Netflixではいつ配信してくれるのでしょうか?
まとめ
ドラマそのものは個人的に面白いと思います。
ただ、なかなか際どいシーンがそれなりに出てきますので、くれぐれもお子様にはお見せにならぬよう、ご注意を(笑)!
※子供さんが見ちゃっても責任は持てませんよ!!